mustを使った疑問文の作り方がよく分からない・・・
そもそもmustってどうやって使うの?
「must」と「have to」との違いを教えてほしい!
こういった疑問・要望をお持ちの人に向けて、今回の記事を書きました。
この記事を読めば、
- 助動詞「must」の意味
- must を使った疑問文の作り方
- must を使った疑問文への答え方
- must を使った「疑問詞で始まる疑問文」
- have to(has to)を使った疑問文の作り方
をひと通り学習することができます。
助動詞「must」の意味は2つ
まずは、助動詞「must」のおさらいです。
must には、「〜しなければいけない」「〜にちがいない」の2つ意味があります。
それぞれ例文を見ていきましょう。
must(〜しなければいけない)
- S(主語)= I
- V(動詞)= go
の肯定文で、「S + 助動詞 + V 〜.」の語順になっています。
must(〜にちがいない)
これも
- S(主語)= that woman
- V(動詞)= be
の肯定文で、「S + 助動詞 + V 〜.」の語順になっています。
mustを使った疑問文の作り方
must を使った疑問文の作り方は「助動詞の文」の法則を理解できていればOKです。
「助動詞」を使った 肯定文・疑問文は、次のような形になるというルールがあります。
- 肯定文: S + 助動詞 + V 〜.
- 疑問文: 助動詞 + S + V 〜?
※ 助動詞 のある文では「V(動詞)は原形にする」という決まりがあります。
このルールを使って、must を使った肯定文を 疑問文に書き換えてみましょう。
(1) I must go home now.(私は今家に帰らなければいけません。)
→ Must I go home now?(私は今家に帰らなければいけませんか。)
- S(主語)= I
- V(動詞)= go
の疑問文で、「助動詞 + S + V 〜?」の語順になっています。
(2) That woman must be your mother.(あの女性はあなたの母に違いありません。)
→ Must that woman be your mother?(あの女性はあなたの母に違いありませんか。)
こちらは、
- S = that woman
- V = be
の疑問文で、「助動詞 + S + V 〜?」の語順になっています。
【注意】must を使った疑問文への答え方
must(〜しなければいけない)を使った疑問文への答え方は、Yes / No で異なります。
先ほどの例文の疑問文を使って説明します。
Must I go home now?(私は今家に帰らなければいけませんか。)
ー Yes, you must. / No, you don’t have to.(はい、帰らなければいけません。/ いいえ、帰らなくてもいいです。)
Yes の場合は、普通に must を使って答えればOK。
No の場合は要注意で、must not は使えません。
must の疑問文に対して、No と答えるときは「don’t have to」を使います。
その理由は、
- must not(〜してはいけない)[禁止]
- don’t have to(〜する必要はない、しなくてもいい)[不必要]
のように、意味が全然違うからですね。
疑問詞で始まる疑問文【mustを使用】
次は、助動詞 must を使った「疑問詞(what、howなど)で始まる疑問文」の作り方です。
「疑問詞で始まる疑問文」の作り方に自信がないな〜という人は、以下の記事を確認しておきましょう。
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基本ルールはこちら。
「疑問詞で始まる疑問文」のルールをおさらいできたら、実際に例文を見てみましょう。
(1) When must I go home?(私はいつ家に帰らなければいけませんか。)
ー You must go home right now.(あなたは今すぐに家に帰らなければいけません。)
この疑問文は、
- 疑問詞 = When
- S(主語)= I
- V(動詞)= go
「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の語順になっています。
(2) What must she do?(彼女は何をしなければいけませんか。)
ー She must finish her homework.(彼女は宿題を終えなければいけません。)
この疑問文は、
- 疑問詞 = What
- S = she
- V = do
「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の語順になっています。
(3) Who must clean the blackboard? (誰が黒板をきれいにしなければいけませんか。)
ー Yoshiki must.(ヨシキがしなければいけません。)
この疑問文は、
- 疑問詞(S)= Who(誰が)
- V = clean(きれいにする)
「疑問詞が主語になるパターン」で、
「疑問詞(S) + 助動詞 + V 〜?」の語順になっています。
比較:have to(has to)を使った疑問文
「must(〜しなければいけない)」と同じ意味の英語表現に「have to(has to)」があります。
have to(has to)を使った英文は「一般動詞の文の作り方と同じ」と考えることがポイントです。
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