疑問詞で始まる疑問文の作り方をわかりやすく教えてほしい!
疑問詞の後ろがどんな順番になるのか、いつも混乱してしまう・・・
疑問詞が主語になるときは、語順はどうなるの?
こういった悩みをお持ちの人に向けて、今回の記事を書きました。
この記事を読めば、
- 疑問詞(7W1H)の種類・意味
- 疑問詞で始まる疑問文の作り方
が、ひと通り学べるようになっています。
テストに出やすい英語表現 も紹介しているので、しっかりチェックしておきましょう!
疑問詞とは?(7W1H)
日本語における 5W1H は、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」ですが、
中学英語における「疑問詞」は、これらに「誰の」「どちら」を加えた 7W1H になります。
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- Whose(誰の)
- What(何)
- Which(どちら)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
※ 高校英語からは「Whom(誰を)」が加わります。
「疑問詞」で始まる疑問文の作り方
さっそく 疑問詞で始まる疑問文の作り方 を説明します。
まずは基本のルールをしっかり覚えてください。
以上です。
なんだそれだけか、と思ったかもしれませんね。
でも、いざ問題を解こうとする時にこの基本ルールを忘れてしまう人が、意外なほど多くいます。
大切なことなのでもう一度言います。
疑問詞で始まる疑問文の作り方 は、
- 疑問詞 を文頭(一番前)に置く
- その後ろは 疑問文の語順
です。
例外:疑問詞が主語になるパターン
ただし、「疑問詞が主語になるパターン」は例外で、
- 肯定文と同じ語順
- 文尾を「?」にする
というルールがあります。
例えば、
Who cooked this cake?(誰がこのケーキを作りましたか。)
ー My mother did.(私の母が作りました。)
この疑問文だと、
- S(主語)= Who(誰が)
- V(動詞)= cooked(作りました)
という考え方をします。
【復習】疑問文の作り方
ところで、あなたは「疑問文の語順」を自信を持って答えられますか?
疑問文の作り方は、中1・中2の範囲までなら「be動詞」「一般動詞」「助動詞の文」の3パターンしかありません。
う〜ん、ちょっと自信がないな・・・という人は、こちらを読んでください。
英語の疑問文の作り方がイマイチ理解できていない 中学のテストで英作文の問題が出たら、うわ〜無理だ〜と思ってしまう 疑問文を作るときのルール・文法をわかりやすく解説してほしい! こういった悩みを持っている人に向けて、この記事を書[…]
ここからは、それぞれの疑問詞(7W1H)の使い方について解説していきます。
When(いつ)
When(いつ)は、「時」をたずねる疑問詞です。
(1) When is your birthday?(あなたの誕生日はいつですか。)(いつ)<be動詞の文>
ー It is August 2nd.(8月2日です。)
この疑問文は、
- S(主語)= your birthday
- V(動詞)= is
be動詞の文なので、「疑問詞 + V + S 〜?」の形になります。
(2) When do you practice Judo?(あなたはいつ柔道を練習しますか。)<一般動詞の文>
ー On Wednesday and Saturday.(水曜日と土曜日です。)
この疑問文は、
- S = you
- V = practice
一般動詞の文なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
(3) When will you visit Kyoto?(あなたはいつ京都に滞在するつもりですか。)<助動詞の文>
ー Next month.(来月です。)
この疑問文は、
- S = you
- V = visit
助動詞の文なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の形になります。
Where(どこで・に)
Where(どこで・に)は、「場所」をたずねる疑問詞です。
(1) Where are you from ?(あなたはどこの出身ですか。)<be動詞の文>
ー I am from Japan.(私は日本出身です。)
この疑問文は、
- S(主語)= you
- V(動詞)= are
be動詞の文なので、「疑問詞 + V + S 〜?」の形になります。
(2) Where does he live?(彼はどこに住んでいますか。)<一般動詞の文>
ー He lives in Tokyo.(私は東京に住んでいます。)
この疑問文は、
- S = he
- V = live
一般動詞の文なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
(3) Where would you like to go?(あなたはどこへ行きたいですか。)<助動詞の文>
ー I would like to go to Nagoya.(私は名古屋へ行きたいです。)
この疑問文は、
- S = you
- V = like
助動詞の文なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の形になります。
Who(誰が・を・に)
Who(誰が・を・に)は、「人」をたずねる疑問詞です。
(1) Who is that girl?(あの女の子は誰ですか。)<be動詞の文>
ー She is Eri.(彼女はエリです。)
この疑問文は、
- S(主語)= that girl
- V(動詞)= is
be動詞の文なので、「疑問詞 + V + S 〜?」の形になります。
(2) Who broke this vase?(誰がこの花瓶を壊しましたか。)<一般動詞の文 / 疑問詞が主語>
ー Kenta did.(ケンタが壊しました。)
この疑問文は「疑問詞が主語になるパターン」です。
なので、肯定文と同じ語順「S + V 〜?」になります。
- S = Who
- V = broke
ということですね。
これに対する答え方は、
- Who(誰が) → 具体的な人(Kenta)
- broke(壊した) → did(した:doの過去形)
のように答えます。
(3) Who is playing the piano?(誰がピアノを弾いていますか。)<be動詞の文 / 疑問詞が主語>
ー Yoshiki is.(ヨシキが弾いています。)
これも「疑問詞が主語」のパターンです。
- S = Who
- V = is
と考えましょう。
Whose(誰の・誰のもの)
ここは少しだけ注意が必要です。
Whose の意味は「誰の〜」「誰のもの」の2つあります。
それぞれの違いを確認しましょう。
Whose 〜(誰の〜)
(1) Whose bag is this?(これは誰のバッグですか。)<be動詞の文>
ー It’s mine.(それは私のです。)
この疑問文は
- 疑問詞 = Whose bag(2語で1セット)
- S(主語)= this
- V(動詞)= is
と考えましょう。
be動詞の文なので「疑問詞 + V + S 〜?」の語順ですね。
答えるときは「〜のもの」の形で。
- mine(私のもの)
- yours(あなたのもの・あなたたちのもの)
- his(彼のもの)
- hers(彼女のもの)
- ours(私たちのもの)
- theirs(彼らのもの)
- Ken’s(ケンのもの)
- my brother’s(私の兄[弟]のもの)
のように答えます。
Whose(誰のもの)
(2) Whose is this bag?(このバッグは誰のものですか。)<be動詞の文>
ー It’s Takashi’s.(それはタカシのです。)
この場合、
- 疑問詞 = Whose
- S = this bag
- V = is
です。
先ほどと同じく、be動詞の文なので「疑問詞 + V + S 〜?」の語順です。
(1)と(2)の英語・日本語訳の違いがしっかり区別できましたか?
微妙に意味が異なるので、注意しておきましょう。
What(何が・を)
次は、What(何が・を)です。
What(何が・を)
(1) What are you doing now?(あなたは今何をしていますか。)<be動詞の文>
ー I am studying English now.(私は今英語を勉強しています。)
この疑問文は、
- S(主語)= you
- V(動詞)= are
be動詞の文なので、「疑問詞 + V + S 〜?」の形になります。
(2) What does she like?(彼女は何が好きです。)<一般動詞の文>
ー She likes cats.(彼女は猫が好きです。)
この疑問文は、
- S = she
- V = like
一般動詞の文なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
(3) What should we do?(私たちは何をするべきですか。)<助動詞の文>
ー You should clean the classroom.(あなたたちは教室を掃除するべきです。)
この疑問文は、
- S = we
- V = do
助動詞の文なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の形になります。
What 〜(どんな〜・何の〜)
what 〜 には「どんな〜・何の〜」という意味もあります。
- What time(何時)
- What color(何色)
- What subject(どの教科)
- What sport(どんなスポーツ)
- What club(何のクラブ)
- What animal(どんな動物)
- What kind of 〜(どんな種類の〜)
といった表現がよく使われます。
(1) What time is it now?(今何時ですか。)<be動詞の文>
ー It is five o’clock now.(今は5時です。)
この疑問文は、
- 疑問詞 = What time(2語で1セット)
- S = it
- V = is
と見なします。
(2) What subject do you like?(あなたはどの教科が好きですか。)<一般動詞の文>
ー I like English.(私は英語が好きです。)
この疑問文は <一般動詞の文> なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の語順です。
(3) What sport can we enjoy in this gym?(この体育館ではどんなスポーツが楽しめますか。)<助動詞の文>
ー We can enjoy basketball and volleyball.(バスケットボールとバレーボールが楽しめます。)
この疑問文は <助動詞の文> なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の語順です。
(4) What kind of movies are you interested in?(あなたはどんな種類の映画に興味がありますか。)<be動詞の文>
ー I am interested in comedy and horror.(私はコメディーとホラー映画に興味があります。)
この疑問文は、
- 疑問詞 = What kind of movies(4語で1セット)
- S = you
- V = are
と見なします。
【語句】
□ be interested in 〜(〜に興味がある)
Which(どちら・どれ)
Which には、「どちら」「どれ」の2つ意味があります。
違いは、
- 2つのもの → どちら
- 3つ以上のもの → どれ
というだけですね。
(1) Which bag is hers?(どちらのバッグが彼女のですか。)<be動詞の文 / 疑問詞が主語>
ー The yellow one is. / Hers is the yellow one.(黄色の方です。)
これは「疑問詞が主語」タイプです。
- S(主語)= Which bag(2語で1セット)
- V(動詞)= is
と考えましょう。
※ the yellow one = the yellow bag を指します。
(2) Which do you like, dogs or cats?(あなたは犬と猫どちらが好きですか。)<一般動詞の文>
ー I like both.(私は両方好きです。)
この疑問文は、
- S = you
- V = like
一般動詞の文なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
(3) Which fruit can I eat?(私はどのフルーツを食べていいですか。) <助動詞の文>
ー You can eat anything.(どれでも食べていいですよ。)
この疑問文は、
- S = I
- V = eat
助動詞の文なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の形になります。
(4) Which dog ate the bone?(どちらの犬が骨を食べましたか。)<一般動詞の文 / 疑問詞が主語>
ー This dog did.(この犬です。)
この疑問文は「疑問詞が主語になるパターン」で、肯定文と同じ語順「S + V 〜?」です。
- S = Which dog(どちらの犬が)
- V = ate(食べました)
になります。
Why(なぜ)
Why(なぜ)は、「理由・原因」をたずねる疑問詞です。
「Why 〜?」の質問に対する答え方は、
- Because 〜.(〜だから)
- To 〜.(〜するため)[不定詞の副詞的用法]
などの形で、理由・原因を答えます。
(1) Why are you standing here?(なぜあなたはここに立っているのですか。)<be動詞の文>
ー To see Mr.Suziki.(鈴木先生に会うためです。)
この疑問文は、
- S(主語)= you
- V(動詞)= are
be動詞の文なので、「疑問詞 + V + S 〜?」の形になります。
(2) Why do you like soccer?(なぜあなたはサッカーが好きなのですか。)<一般動詞の文>
ー Because it’s so exciting.(それはとてもわくわくするからです。)
この疑問文は、
- S = you
- V = like
一般動詞の文なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
(3) Why will you visit Fukuoka next week?(なぜあなたは来週京都を訪れる予定なのですか。)<助動詞の文>
ー Because my uncle lives there.(私のおじがそこに住んでいるからです。)
この疑問文は、
- S = you
- V = visit
助動詞の文なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の形になります。
How(どう・どのように)
次は、How(どう・どのように)です。
How(どう・どのように)
(1) How is the weather today?(今日の天気はどうですか。)<be動詞の文>
ー It’s sunny today.(今日は晴れです。)
この疑問文は、
- S(主語)= the weather
- V(動詞)= is
be動詞の文なので、「疑問詞 + V + S 〜?」の形になります。
(2) How do you study English?(あなたはどのように英語を勉強しますか。)<一般動詞の文>
ー I listen to an English program every day.(私は毎日英語の番組を聞きます。)
この疑問文は、
- S = you
- V = study
一般動詞の文なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
(3) How will the weather be tomorrow?(明日の天気はどうですか。)<助動詞の文>
ー It will be rainy tomorrow.(明日は雨でしょう。)
この疑問文は、
- S = the weather
- V = be
助動詞の文なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の形になります。
How 〜(どのくらい〜)
How 〜 には「どのくらい〜」という意味もあります。
よく使われる表現としては、
- How much(いくら)
- How many 〜(いくつの〜)
- How long(どのくらいの間)
- How far(どのくらいの距離)
- How often(どのくらいの頻度)
- How soon(どのくらい早く)
などがあります。
(1) How much is this T-shirt?(このTシャツはいくらですか。)<be動詞の文>
ー It’s two thousand yen.(それは2千円です。)
この疑問文は <be動詞の文> なので、「疑問詞 + V + S 〜?」の語順です。
(2) How many pens do you have?(あなたは何本のペンがありますか。)<一般動詞の文>
ー I have four pens.(私はペンが4本あります。)
この疑問文は <一般動詞の文> なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
(3) How many days a week do you work?(あなたは週に何日働きますか。)<一般動詞の文>
ー Five days.(5日間です。)
この疑問文は <一般動詞の文> なので、「疑問詞 + do [does] + S + V 〜?」の形になります。
【語句】
□ How many days a week(1週間につき何日)
(4) How long will you stay in Nara?(あなたはどのくらいの間奈良に滞在するつもりですか。)<助動詞の文>
ー I will stay there for three days.(私は3日間そこに滞在するつもりです。)
この疑問文は <助動詞の文> なので、「疑問詞 + 助動詞 + S + V 〜?」の形になります。
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準備中
参考:疑問文の作り方【よく出る問題】
疑問詞で始まらない(普通の)「疑問文の作り方」の問題 を特訓したい人はこちら。
中1英語:疑問文の英訳問題(15題)
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