中学英語の「感嘆文」がよくわからない・・・
HowとWhatの感嘆文の違いがイマイチ理解できてないな〜
感嘆文の作り方をわかりやすく教えてほしい!
こういった要望に応えます。
感嘆文 の作り方は実はとってもシンプルです。
この記事を読めば、感嘆文の問題を迷わずに解けるようになるはずです。
例文・問題を使ってわかりやすく解説していきます!
【中学英語】感嘆文をスッキリ理解!
感嘆文とは?
感嘆文 とは「感動して嘆く」という漢字の通り、ビックリした気持ちを表現するものです。
感嘆文の意味は「なんと〜でしょう!」で、書き方は2種類あります。
- How + 形容詞/副詞 + S + V 〜 !
- What a + 形容詞 + 名詞 + S + V 〜 !
※ S(主語)、V(動詞)は省略OK
まずこの形を完璧に覚えましょう。
なお、形容詞 と 副詞 の違いは以下の通り。
・形容詞:名詞を修飾することば
【例】a red apple(赤いりんご)→「red(赤い)[形容詞]」は「apple(りんご)[名詞]」を修飾している
・副詞:動詞や文を修飾することば
【例】run fast(早く走る)→「fast(早く)[副詞]」は「run(走る)[動詞]」を修飾している
感嘆文の例文
- S(主語)= this flower(この花は)
- V(動詞)= is(です)
「How + 形容詞 + S + V 〜 !」の形です。
✔︎ 元の文:This flower is beautiful.(この花は美しいです。)
「beautiful(美しい)[形容詞]」を強調するために「How beautiful(なんと美しい)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
感嘆文に限らず、英語は相手に伝えたいことを、より前の方に持ってくる傾向があります。
- S = he(彼は)
- V = runs(走る)
「How + 副詞 + S + V 〜 !」の形をです。
✔︎ 元の文:He runs fast.(彼は早く走ります。)
「fast(早く)[副詞]」を強調するために「How fast(なんと早く)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
- S = this(これは)
- V = is(です)
「What a + 形容詞 + 名詞 + S + V 〜 !」の形です。
✔︎ 元の文:This is a beautiful flower.(これは美しい花です。)
「a beautiful flower(美しい花)」を強調するために「What a beautiful flower(なんと美しい花)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
- S = these(これらは)
- V = are(です)
「What a + 形容詞 + 名詞 + S + V 〜 !」のパターンですが、
名詞 が flowers(複数形)なので、「a(ひとつの)」は消します。
✔︎ 元の文:These are beautiful flowers.(これらは美しい花です。)
「beautiful flowers(美しい花)」を強調するために「What beautiful flowers(なんと美しい花)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
このように、「元の文(肯定文)を作ってから感嘆文に直す」とスッキリ理解できると思います。
S(主語)、V(動詞)を省略したもの。
「How + 形容詞 !」の形をしています。
これも S、V を省略したもの。
「What a + 形容詞 + 名詞 !」の形をしています。
【中学英語】感嘆文の問題をマスター!
感嘆文 の作り方・手順は、以下の通り。
- 元の文(肯定文)を考える
- 感嘆文に直す
この手順で考えればスムーズに解けるはずです。
実際に 感嘆文 の問題をやってみましょう!
(1) 「You are very kind.」を感嘆文に直しなさい。
【解き方】
① 元の文:You are very kind.(あなたはとても親切です。)
- S(主語)= you(あなたは)
- V(動詞)= are(です)
② 「kind(親切な)[形容詞]」を強調するために「How kind(なんと親切な)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
「How + 形容詞 + S + V 〜 !」の形なので、
感嘆文:How kind you are!(あなたはなんて親切なのでしょう!)
(2) 「She can swim very well.」を感嘆文に直しなさい。
【解き方】
① 元の文:She can swim very well.(彼女はとても上手に泳げます。)
- S = she(彼女は)
- V = swim(泳ぐ)
②「well(上手に)[副詞]」を強調するために「How well(なんと上手に)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
「How + 副詞 + S + V 〜 !」の形なので、
感嘆文:How well she can swim!(彼女はなんと上手に泳げるのでしょう!)
(3) 「These are really easy questions.」を感嘆文に直しなさい。
① 元の文:These are really easy questions.(これらは本当に簡単な問題です。)
- S = these(これらは)
- V = are(です)
② 「easy questions(簡単な問題)」を強調するために「What easy questions(なんと簡単な問題)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
「What a + 形容詞 + 名詞 + S + V 〜 !」の形なので、
感嘆文:What easy questions these are!(これらはなんて簡単な問題なんでしょう!)
(4) 「Your mother cooked a very delicious dinner.」を感嘆文に直しなさい。
① 元の文:Your mother cooked a very delicious dinner.(あなたのお母さんはとても美味しい夕食を料理しました。)
- S = your mother(あなたのお母さんは)
- V = cooked(料理した)
② 「a delicious dinner(美味しい夕食)」を強調するために「What a delicious dinner(なんと美味しい夕食)」を文頭に持ってきて感嘆文を作ります。
「What a + 形容詞 + 名詞 + S + V 〜 !」の形なので、
感嘆文:What a delicious dinner your mother cooked!(あなたのお母さんはなんて美味しい夕食を料理したんでしょう!)
【中学英語】感嘆文のまとめ
最後に、感嘆文の作り方をまとめておきます。
感嘆文 の意味は「なんと〜でしょう!」で、書き方は2種類。
- How + 形容詞/副詞 + S + V 〜 !
- What a + 形容詞 + 名詞 + S + V 〜 !
※ S(主語)、V(動詞)は省略OK
たくさん問題を解いてマスターしておきましょう!
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