二重根号の外し方・解き方がよくわからない
二重根号の公式が覚えにくい
二重根号に分数が入ってくる計算ができない
素早く簡単に計算する方法を知りたい
こんな悩みを持っているのなら、ぜひこの記事を読んでください。
教科書に載っているような回りくどい計算法からは、もうおさらばです。
今回は、二重根号を素早く簡単に外すやり方をわかりやすく解説します。
目次
二重根号の計算(一般的な解き方)
二重根号とは、
のように「ルートの中にルートが入っている式」のことを言います。
よく教科書や問題集に載っている二重根号の外し方は、次のように因数分解して解く方法です。
といった感じで、手間がかかりますよね?
ですが、実はこんな面倒臭いやり方をしなくても解けます。
今回はもっと素早く計算する方法を紹介します。
二重根号の外し方・解き方【裏技】
【例題1】二重根号の中身が 足し算(プラス)
まずは、二重根号の中身が「足し算」になっているものです。
① かけて 6、足して 5 になるような 2つの数を考える (3と2)
② その2つの数をルートで書く
以上。
ね、簡単でしょ?
【例題2】二重根号の中身が 引き算(マイナス)
二重根号の中身が「引き算」になっている場合も、足し算のときと同様に考えますが、
マイナス(引き算)なら答えもマイナスをつけます。
注意点(二重根号の中身が 引き算 のとき)
二重根号の中身が「引き算」のときは、書く順番に注意しましょう。
二重根号を外したら 必ずプラス(正の数)なので
これはNG!(√2 < √3より負の数になってしまう)
なので、二重根号を外すときは
大きい数を先に書く
ことをクセづけておきましょう。
【例題3】ルートの中身を 分数 にして解く
「A ± 2√B」の形になっていないものは、無理やり 2 を作ります。
二重根号の中身を丸ごと分数にすることに注意!
【例題4】その他
4√3 のようなものは、2 だけ残してルートの中に入れます。