【中学英語】疑問文の作り方をはじめから丁寧にわかりやすく解説!【完全保存版】

英語の疑問文の作り方がイマイチ理解できていない

中学のテストで英作文の問題が出たら、うわ〜無理だ〜と思ってしまう

疑問文を作るときのルール・文法をわかりやすく解説してほしい!

こういった悩みを持っている人に向けて、この記事を書きました。

be動詞、一般動詞、さらには can や will などの助動詞が出てくると、今まで習ったこととごっちゃになってしまう人が続出です。

 

ですが、英語の疑問文の作り方は、実はとってもシンプル です。

疑問文の作り方をマスターするために必要な、学校では教えてくれない「秘密の法則」をこっそり教えます。

この記事を読めば、言い過ぎではなく、英語の疑問文の作り方が 完全マスター できます。

【英語の鉄則】疑問文の作り方

【英語の鉄則】疑問文の作り方

さて、いきなり質問です。

英語の疑問文を作るときに最も大切な 鉄則 は何でしょうか?

それは、

肯定文 から 疑問文を作る

ということです。

 

そんなの当たり前じゃん!と思ったあなた、素晴らしい!

これがわかっていたら、もう疑問文は半分までマスターしています。

あとは「疑問文の作り方」のパターンを覚えるだけで、テストの問題がスラスラ解けるようになるはずです。

 

心配しなくても大丈夫。

このブログに来てくれたあなたに、学校では教えてくれないようなイイコトを教えてあげましょう。

実は、

「疑問文の作り方」は たったの 4パターン  

です。

 

しかも、中1・中2までに 3つ

最後の4つ目は、中3の後半に習います。

 

英語の疑問文の作り方が、ちょっとだけ簡単に思えてきましたよね?

さっそく一緒に学んでいきましょう!

疑問文の作り方・パターンは4つだけ!

英語の疑問文の作り方は、以下の4パターンだけ。

  1. be動詞
  2. 一般動詞
  3. 助動詞
  4. 現在完了形(中3)

※ 中1・中2の人は、「現在完了形」は読み飛ばしてください。

【be動詞】疑問文の作り方

まずは「be動詞(is / am / areなど)」を使った肯定文・疑問文の作り方です。

  • 肯定文: S + V 〜. (Sは〜です。)
  • 疑問文V + S 〜? (Sは〜ですか。)

※ S、Vは以下の通り。

S:主語(〜が・は)

V:動詞(〜する・である)→ ここでは be動詞 を指す

 

「be動詞」の 肯定文 → 疑問文 の作り方は、

V(be動詞)を S(主語)の前にもってくる

 

実際に「be動詞」の 肯定文 → 疑問文 に書き換えてみましょう。

(1) You are a student.(あなたは学生です。)

Are you a student?(あなたは学生ですか。)

  • S(主語) = You
  • V(動詞) = are

なので、「 be動詞(are)を S(You)の前にもってくる」というルールですね。

 

(2) He is watching TV now.(彼は今テレビを見ています。)

Is he watching TV now?(彼は今テレビを見ていますか。)

「進行形(be動詞 + ing)」は「be動詞の文」と考えると理解しやすいです。

  • S = He
  • V = is

と考えましょう。

※「進行形」についてはこちら。

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(3) There was a pen on the table.(机の上にペンがありました。)

Was there a pen on the table?(机の上にペンがありましたか。)

「There is 構文(〜があります)」も「be動詞の文」と考えましょう。

be動詞(was)を前にもってくると、疑問文が作れます。

 

※「be動詞の文」の復習をしっかりしたい人は、こちらを読んでください。

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【一般動詞】疑問文の作り方

次に、「一般動詞(be動詞以外の動詞)」を使った肯定文・疑問文の作り方です。

  • 肯定文: S + V 〜. (Sは〜します。)
  • 疑問文Do [Does] + S + V 〜? (Sは〜しますか。)

 

「一般動詞」の 肯定文 → 疑問文 の作り方は、

S(主語)の前に Do [Does] を置く

 

「一般動詞」の 肯定文 → 疑問文 に書き換える練習をしましょう。

(1) You play soccer.(あなたはサッカーをします。)

Do you play soccer?(あなたはサッカーをしますか。)

助動詞 Do を 主語(you)の前に置きます。

 

(2) She likes English.(彼女は英語が好きです。)

Does she like English?(彼女は英語が好きですか。)

  • S(主語)= She → 三人称単数
  • V(動詞)= likes → 現在形

なので、助動詞は Does  を使います。

また、動詞(likes)は原形(like)に戻します。

 

(3) He got up early this morning.(彼は今朝早く起きました。)

Did he get up early this morning?(彼は今朝早く起きましたか。)

過去形の文では、助動詞 Did を使います。

動詞(got)は原形(get)に戻します。

 

(4) You have to leave home right now.(あなたは今すぐに家を出ないといけません。)

Do you have to leave home right now?(あなたは今すぐに家を出ないといけませんか。)

「have to(〜しなければいけない)」の疑問文は間違えやすいので注意!

「一般動詞の文」と同じ扱いになります。

なので、「Do + S + V 〜?」の語順が正解。

※ 同じ意味の「must(〜しなければいけない)」は助動詞の文

【助動詞】疑問文の作り方

助動詞(will、can、may、should、mustなど)の文」で肯定文・疑問文を作るときは、

  • 肯定文: S + 助動詞 + V 〜.
  • 疑問文助動詞 + S + V 〜?

 

「助動詞」の 肯定文 → 疑問文 の作り方は、

助動詞 を S(主語)の前にもってくる

助動詞 のある文では「V(動詞)は原形にする」という決まりも忘れずに。

 

それでは、「助動詞の文」の 肯定文 → 疑問文 に書き換える練習をしましょう。

(1) He can swim well.(彼は上手に泳ぐことができます。)

Can he swim well?(彼は上手に泳ぐことができますか。)

swim(一般動詞)があるが、助動詞 will があるので「助動詞の文」と見なします。

疑問文の作り方は「助動詞 + S + V 〜?」の語順でOK。

 

(2) It will be rainy tomorrow.(明日は雨が降るでしょう。)

Will it be rainy tomorrow?(明日は雨が降るでしょうか。)

be(be動詞の原形)があるが、助動詞 will があるので「助動詞の文」と見なします。

 

(3) I must finish my homework before dinner.(私は夕食の前に宿題を終えないといけません。)

Must I finish my homework before dinner?(私は夕食の前に宿題を終えないといけませんか。)

助動詞「must(〜しなければいけない)」があるので、助動詞の文

※ 同じ意味の「have to(〜しなければいけない)」は一般動詞の文

 

(4) We should be quiet in the classroom.(私たちは教室では静かにするべきです。)

Should we be quiet in the classroom?(私たちは教室では静かにするべきですか。)

助動詞「should(〜するべき)」があるので、助動詞の文 と考えます。

【現在完了形】疑問文の作り方(中3)

最後4つ目のパターンは、中3分野の「現在完了形(have + 過去分詞)」です。

中1・中2までの人は読み飛ばしてください。

 

現在完了形(have + 過去分詞」の肯定文・疑問文は、

  • 肯定文: S + have [has] + 過去分詞 〜.
  • 疑問文Have [has] + S + 過去分詞 〜?

 

「現在完了形」の 肯定文 → 疑問文 の作り方は、

have [has] を S(主語)の前にもってくる

 

「現在完了形」の 肯定文 → 疑問文 に書き換える練習をしましょう。

(1) You have played shogi before.(あなたは以前に将棋をしたことがあります。)[経験用法]

Have you played shogi before?(あなたは以前に将棋をしたことがありますか。)

S(主語)= you

have を S(主語)の前にもってくる」というルールですね。

 

(2) We have studied English for three years.(私たちは3年間英語を勉強しています。)[継続用法]

Have we studied English for three years?(私たちは3年間英語を勉強していますか。)

S(主語)= we

 

(3) She has gone to school.(彼女は学校へ行ってしまいました。)[完了用法]

Has she gone to school?(彼女は学校へ行ってしまいましたか。)

S(主語)= she → 三人称単数

なので、have ではなく has を使うことにも注意。

「助動詞」が最優先!

さて、ここまでで 疑問文を作るときに大切な 4つのルール を説明しました。

ここで、いくつか疑問が生まれてきます。

助動詞 VS be動詞

例えば、

It will be sunny tomorrow.(明日は晴れるでしょう。)

みたいな文は「助動詞(will)」も「be動詞(be)」もあるけど、疑問文を作るときはどっちのルールが優先されるの?

 

正解は

「助動詞」が 優先

です。

 

この例文では「助動詞」のルールが勝つので、

It will be sunny tomorrow.(明日は晴れるでしょう。)

Will it be sunny tomorrow?(明日は晴れるでしょうか。)

となるわけです。

つまり、「助動詞 + S + V 〜?」の語順です。

助動詞 VS 一般動詞

同様に、「助動詞」と「一般動詞」でも 助動詞のルールが優先 です。

He can play tennis well.(彼は上手にテニスができます。)

Can he play tennis well?(彼は上手にテニスができますか。)

助動詞(can)」のルールが勝つので、疑問文は「助動詞 + S + V 〜?」の語順になります。

中学英語:疑問文の作り方【練習問題】

ここまでで学んだ知識を使って、実際に問題を解いてみましょう。

以下の記事に、テストでよく出る問題を集めておきました。

中1英語:疑問文の英訳問題(15題)

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中2英語:疑問文の英訳問題(25題)

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【中2英語】疑問文の作り方をマスターしよう! よく出る問題30選(詳しい解説つき)

参考:疑問詞で始まる疑問文について

疑問詞(what, howなど)で始まる疑問文 については、以下の記事で詳しく解説しています。

(リンク準備中)

参考:4つの優先順位は?

参考までに、中3で習う「現在完了形(have + 過去分詞)」も含めた 4つの優先順位 はどうなるのでしょうか?

 

正解は、

  1. 助動詞
  2. 現在完了形
  3. be動詞
  4. 一般動詞

という順番です。

やはり助動詞はNo.1、別格扱いなんですね。

 

具体例を見ていきましょう。

現在完了形 VS 一般動詞

「②現在完了形」と「④一般動詞」が同時に使われている文では、現在完了形 のルールが勝ち ます。

They have lived in Japan for ten years.(彼らは10年間日本に住んでいます。)

Have they lived in Japan for ten years?(彼らは10年間日本に住んでいますか。)

現在完了形の疑問文は「have を S(主語)の前にもってくる」でOK。

現在完了形 VS be動詞

「②現在完了形」と「③be動詞」の文では、現在完了形 のルールが勝ち ます。

He has been to Hokkaido twice.(彼は2回北海道に行ったことがあります。)

→ Has he been to Hokkaido twice?(彼は2回北海道に行ったことがありますか。)

現在完了形の疑問文は「have を S(主語)の前にもってくる」ですね。

be動詞 VS 一般動詞

「③be動詞」と「④一般動詞」の文では、be動詞 のルールが勝ち ます。

このパターンが登場する文法は、「進行形(be動詞 + ing)」や「受け身(be動詞 + 過去分詞)」などです。

(1) They were looking at the player.(彼らはその選手を見ていました。)

Were they looking at the player?(彼らはその選手を見ていましたか。)

「進行形」は、be動詞の文 とみなします。

 

(2) This table is made of trees.(このテーブルは木から作られています。)

Is this table is made of trees?(このテーブルは木から作られていますか。)

「受け身」は、be動詞の文 とみなします。

助動詞 VS 現在完了形(※ 高校範囲)

「①助動詞」と「②現在完了形」の文では、助動詞 のルールが勝ち ます。

ですが、ガッツリ高校英語の範囲なので、ここでは紹介だけにとどめておきます。

You will have finished my homework by tonight.(あなたは今夜までには宿題を終えているでしょう。)<未来完了形>

Will you have finished my homework by tonight?(あなたは今夜までには宿題を終えているでしょうか。)

 

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