進行形のルール(文法)がちゃんと理解できていない
進行形の肯定文・疑問文・否定文の作り方がよくわからない
現在進行形・過去進行形の違いが分からずいつも混乱してしまう
この記事では、こういった悩みをバッチリ解決します。
「進行形(be動詞 + ing)」の文法は、他のものとごっちゃになってしまいがちですが、実は ある1つのポイントを押さえるだけでスッキリ理解 できるようになります。
今回の記事を読めば、
- 進行形(be動詞 + ing)の作り方・ポイント
- 現在進行形の肯定文・疑問文・否定文
- 過去進行形の肯定文・疑問文・否定文
の知識が身につきます。
基本から丁寧にわかりやすく解説していきます。
それでは、英語の「進行形」を一緒にマスターしましょう!
【英文法】進行形(be動詞 + ing)とは
進行形 とは、「be動詞 + ing」の形で、「〜している」という意味になる文法です。
「今まさに〜しているところだ」というニュアンスを表せるわけですね。
例えば、
He is playing soccer now.(彼は今サッカーをしています。)
We are studying English now.(私たちは今英語を勉強しています。)
のように使います。
「現在分詞(ing形)」の作り方
動詞の「現在分詞(ing形)」の作り方には、以下の3パターンがあります。
- ふつうは「ing」をつけるだけ
- e で終わる語は、e をとって「ing」をつける
- 短母音 + 子音字 で終わる語は、子音字を重ねて「ing」をつける
①の例:
- play → playing
- watch → watching
- study → studying など
②の例:
- take → taking
- make → making
- use → using など
※ e をとって「ing」をつける
③の例:
- run → running
- swim → swimming
- put → putting など
※ 短母音(a、i、u、e、oの音で、短く発音するもの。「音を伸ばさない母音」と考えるとわかりやすい)
子音字(a、i、u、e、o以外の文字すべて)→ 重ねて ing をつける
【重要】進行形の文法は「be動詞」がカギ!
進行形をマスターする上で最も重要なポイントは、
進行形 は「be動詞の文」と同じだと考える!
ということです。
例えば、先ほどの
He is playing soccer now.(彼は今サッカーをしています。)
でいうと、
- S(主語)→ He
- V(動詞)→ is
と見なすということです。
なお、「be動詞」を復習したい人はこちら。
be動詞のルール(文法)がいまいち理解できていない 肯定文・疑問文・否定文の作り方がいつも分からなくなる 一般動詞のルール(文法)とこんがらがってしまう こういった悩みを持っている人に向けて、今回の記事を書きました。 &[…]
「現在進行形(〜している)」の文法はこれだけ!
「進行形(be動詞 + ing)」の be動詞 が、現在形(is, am, are)のものを 現在進行形 と言います。
意味は「〜している」です。
まずは、現在進行形の 肯定文・疑問文・否定文の作り方を見ていきましょう。
- 肯定文: S + be動詞 + 〜ing .(Sは〜しています。)
- 疑問文: be動詞 + S + 〜ing ? (Sは〜していますか。)
- 否定文: S + be動詞 not + 〜ing . (Sは〜していません。)
※ S、Vは以下の通り。
S:主語(〜が・は)
V:動詞(〜する・である)→ 今回は be動詞 の現在形(is, am, are)
例を挙げると、
- 肯定文: He is playing tennis.(彼はテニスをしています。)
- 疑問文: Is he playing tennis?(彼はテニスをしていますか。)
- 否定文: He is not playing tennis.(彼はテニスをしていません。)
それぞれ詳しく解説していきます。
現在進行形の肯定文
「現在進行形の肯定文」は以下の語順になります。
S + be動詞 + 〜ing . (Sは〜しています。)
「主語 + be動詞 + 現在分詞(ing)」の順番で文を始めます。
【例】現在進行形の肯定文
(1) I am using a computer now.(私は今コンピューターを使っています。)
(2) You are enjoying a party.(あなたはパーティーを楽しんでいます。)
(3) She is driving a car.(彼女は車を運転しています。)
現在進行形の疑問文
「現在進行形の疑問文」は以下の語順になります。
現在進行形の 肯定文 → 疑問文 に書き換えるには、
- be動詞 を主語の前にもってくる
- 文の終わりを「?」(クエスチョンマーク)にする
の手順でOK。
【例】現在進行形の 肯定文 → 疑問文
現在進行形の肯定文を、疑問文に書き換える練習をしてみましょう。
(1) I am using a computer now.(私は今コンピューターを使っています。)
→ Am I using a computer now? (私は今コンピューターを使っていますか。)
(2) You are enjoying a party.(あなたはパーティーを楽しんでいます。)
→ Are you enjoying a party?(あなたはパーティーを楽しんでいますか。)
(3) She is driving a car.(彼女は車を運転しています。)
→ Is she driving a car?(彼女は車を運転していますか。)
書き換えたのは、先ほど説明した手順①、②だけですね。
それ以外の部分はいじっていません。
現在進行形の否定文
「現在進行形の否定文」は以下の語順になります。
現在進行形の 肯定文 → 否定文 に書き換えるには、
「 be動詞 のすぐ後ろに not を入れる」
だけで完了です。
【例】現在進行形の 肯定文 → 否定文
現在進行形の肯定文を、否定文に書き換える練習をしてみましょう。
(1) I am using a computer now.(私は今コンピューターを使っています。)
→ I am not [I’m not] using a computer now.(私は今コンピューターを使っていません。)
(2) You are enjoying a party.(あなたはパーティーを楽しんでいます。)
→ You are not [aren’t] enjoying a party.(あなたはパーティーを楽しんでいません。)
(3) She is driving a car.(彼女は車を運転しています。)
→ She is not [isn’t] driving a car.(彼女は車を運転していません。)
先ほど説明した「 be動詞 のすぐ後ろに not を入れる」というルールをそのまま使えばOKです。
※短縮形について
・I am not → I’m not
・You are not → You aren’t / You’re not
・She is not → She isn’t / She’s not
でもOK!
「過去進行形(〜していた)」の文法はこれだけ!
次に、過去進行形の説明です。
「進行形(be動詞 + ing)」の be動詞 が、過去形(was, were)のものを 過去進行形 と言います。
意味は「〜していた」です。
過去進行形の 肯定文・疑問文・否定文の作り方を見ておきます。
基本的なルールは、現在進行形とまったく一緒です。
- 肯定文: S + be動詞 + 〜ing . (Sは〜していました。)
- 疑問文: be動詞 + S 〜ing ? (Sは〜していましたか。)
- 否定文: S + be動詞 not + 〜ing . (Sは〜していませんでした。)
※ S、Vは以下の通り。
S:主語(〜が・は)
V:動詞(〜する・である)→ 今回は be動詞 の過去形(was, were)
例を挙げると、
- 肯定文: He was playing tennis.(彼はテニスをしていました。)
- 疑問文: Was he playing tennis?(彼はテニスをしていましたか。)
- 否定文: He was not playing tennis.(彼はテニスをしていませんでした。)
しっかり解説していきます。
過去進行形の肯定文
「過去進行形の肯定文」は以下の語順になります。
S + be動詞 + 〜ing . (Sは〜していました。)
「主語 + be動詞 + 現在分詞(ing)」の順番で文を始めます。
【例】過去進行形の肯定文
(1) I was using a computer then.(私はそのときコンピューターを使っていました。)
(2) You were enjoying a party last night.(あなたは昨夜パーティーを楽しんでいました。)
(3) She was driving a car yesterday.(彼女は昨日車を運転していました。)
※ 「過去」を表す単語・熟語
- then「そのとき」(= at that time)
- last night「昨夜」
- last Friday「先週の金曜日」
- yesterday「昨日」 など
過去進行形の疑問文
「過去進行形の疑問文」は以下の語順になります。
過去進行形の 肯定文 → 疑問文 に書き換えるには、
- be動詞 を主語の前にもってくる
- 文の終わりを「?」(クエスチョンマーク)にする
の手順でOK。
【例】過去進行形の 肯定文 → 疑問文
過去進行形の肯定文を、疑問文に書き換える練習をしてみましょう。
(1) I was using a computer then.(私はそのときコンピューターを使っていました。)
→ Was I using a computer then? (私はそのときコンピューターを使っていましたか。)
(2) You were enjoying a party last night.(あなたは昨夜パーティーを楽しんでいました。)
→ Were you enjoying a party last night?(あなたは昨夜パーティーを楽しんでいましたか。)
(3) She was driving a car yesterday.(彼女は車を運転していました。)
→ Was she driving a car yesterday?(彼女は昨日車を運転していましたか。)
書き換えたのは、先ほど説明した手順①、②だけですね。
それ以外の部分はいじっていません。
過去進行形の否定文
「過去進行形の否定文」は以下の語順になります。
過去進行形の 肯定文 → 否定文 に書き換えるには、
「 be動詞 のすぐ後ろに not を入れる」
だけで完了です。
【例】過去進行形の 肯定文 → 否定文
過去進行形の肯定文を、否定文に書き換える練習をしてみましょう。
(1) I was using a computer then.(私はそのときコンピューターを使っていました。)
→ I was not [wasn’t] using a computer then.(私はそのときコンピューターを使っていませんでした。)
(2) You were enjoying a party last night.(あなたは昨夜パーティーを楽しんでいました。)
→ You were not [weren’t] enjoying a party last night.(あなたは昨夜パーティーを楽しんでいませんでした。)
(3) She was driving a car yesterday.(彼女は昨日車を運転していました。)
→ She was not [wasn’t] driving a car yesterday.(彼女は昨日車を運転していませんでした。)
先ほど説明した「 be動詞 のすぐ後ろに not を入れる」というルールをそのまま使えばOKです。
以上で、進行形の説明は終わりになります。
参考:現在進行形と現在形のちがい
「現在進行形」と「現在形」は名前が似ていますが、ニュアンスや使いどころが異なるので要注意です。
- 現在進行形:今まさに「進行中のこと」を表す
- 現在形:「習慣」などを表す
具体例を挙げると、
・現在進行形: I am swimming in a pool.(私はプールで泳いでいます。)
→ 「今まさに」プールで泳いでいるところだ
・現在形: I swim in a pool.(私はプールで泳ぎます。)
→ プールで泳ぐという「習慣」がある(例:everyday、after school、often)
というような違いがあります。
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