一般動詞のルール(文法)がよく分からない
肯定文・疑問文・否定文の作り方がいつも混乱してしまう
be動詞のルール(文法)との違いが、なかなか身に付かない
こういった悩みを持っている人に向けて、今回の記事を書きました。
英語をマスターする上で、避けて通れないのが「一般動詞」と「be動詞」の違い。
逆に言えば、この2つさえ押さえておけば、英語の実力が驚くほど伸びていきます。
今回は「一般動詞」を完全マスターできるように、わかりやすくシンプルに解説します。
※ この記事では、混乱を避けるために一般動詞の現在形だけを用いています。
なお、「be動詞」についてはこちら。
be動詞のルール(文法)がいまいち理解できていない 肯定文・疑問文・否定文の作り方がいつも分からなくなる 一般動詞のルール(文法)とこんがらがってしまう こういった悩みを持っている人に向けて、今回の記事を書きました。 &[…]
一般動詞とは?
一般動詞とは、「be動詞以外の動詞」のことを言います。
例えば、
study(〜を勉強する)
live(住む)
play(〜をする)
など、無数にあります。
例文を挙げると、
I study English.(私は英語を勉強します。)
Ken lives in Japan.(ケンは日本に住んでいます。)
We play soccer.(私たちはサッカーをします。)
の赤文字の部分が「一般動詞」ですね。
一般動詞のルールはこれだけ!【肯定文・疑問文・否定文】
それでは、一般動詞を使った肯定文・疑問文・否定文の作り方を見ていきましょう。
- 肯定文: S + V 〜. (Sは〜します。)
- 疑問文: Do [Does] + S + V 〜? (Sは〜しますか。)
- 否定文: S + don’t [doesn’t] + V 〜. (Sは〜しません。)
※ S、Vは以下の通り。
S:主語(〜が・は)
V:動詞(〜する・である)
be動詞の文と違って、一般動詞は、肯定文・疑問文・否定文 いずれも
「S → V」の順番(Sが先で、Vが後)
というのがポイントです。
簡単な例を挙げると、
- 肯定文: You play soccer.(あなたはサッカーをします。)
- 疑問文: Do you play soccer?(あなたはサッカーをしますか。)
- 否定文: You don’t play soccer.(あなたはサッカーをしません。)
全部「you → play」(youが先で、playがあと)の順番になっているのがわかりますよね?
それぞれ詳しく解説していきます。
一般動詞の肯定文
「一般動詞の肯定文」は以下の語順になります。
「主語 + 動詞」の順番で文を始めます。
【例】一般動詞の肯定文
一般動詞の肯定文の例を見てみましょう。
(1) You watch TV at home.(あなたは家でテレビを見ます。)
(2) She lives in America.(彼女はアメリカに住んでいます。)
(3) They play baseball.(彼らは野球をします。)
一般動詞の疑問文
「一般動詞の疑問文」は以下の語順になります。
Do [Does] + S + V 〜? (Sは〜しますか。)
一般動詞の 肯定文 → 疑問文 に書き換えるには、
- 主語の前に Do [Does] をつける
- 文の終わりを「?」(クエスチョンマーク)にする
- V(動詞)を原形にする
の手順でOK。
【Do と Does 使い方の違い】
・Do: 主語が三人称単数以外のとき(I, you, we, theyなど)
・Does: 主語が三人称単数のとき(he, she, itなど)
【例】一般動詞の 肯定文 → 疑問文
一般動詞の肯定文を、疑問文に書き換える練習をしてみましょう。
(1) You watch TV at home.(あなたは家でテレビを見ます。)
→ Do you watch TV at home?(あなたは家でテレビを見ますか。)
(2) She lives in America.(彼女はアメリカに住んでいます。)
→ Does she live in America?(彼女はアメリカに住んでいますか。)
※ 主語の she が三人称単数なので、
- Does をつける
- 動詞の lives を 原形(live)にする
ことに注意!
(3) They play baseball.(彼らは野球をします。)
→ Do they play baseball?(彼らは野球をしますか。)
一般動詞の否定文
「一般動詞の否定文」は以下の語順になります。
S + don’t [doesn’t] + V 〜. (Sは〜しません。)
一般動詞の 肯定文 → 否定文 に書き換えるには、
- V(動詞)のすぐ前に don’t [doesn’t] を入れる
- V(動詞)を原形にする
で完了です。
【don’t と doesn’t 使い方の違い】
・don’t: 主語が三人称単数以外のとき(I, you, we, theyなど)
・doesn’t: 主語が三人称単数のとき(he, she, itなど)
【例】一般動詞の 肯定文 → 否定文
一般動詞の肯定文を、否定文に書き換える練習をしてみましょう。
(1) You watch TV at home.(あなたは家でテレビを見ます。)
→ You don’t watch TV at home.(あなたは家でテレビを見ません。)
(2) She lives in America.(彼女はアメリカに住んでいます。)
→ She doesn’t live in America.(彼女はアメリカに住んでいません。)
※ 主語の she が三人称単数なので、
- doesn’t を入れる
- 動詞の lives を 原形(live)にする
ことに注意!
(3) They play baseball.(彼らは野球をします。)
→ They don’t play baseball.(彼らは野球をしません。)
参考:do / does (助動詞)について
ここで出てきた do / does のことを「助動詞」と言います。
「動詞を助ける」という役割があるからですね。
「助動詞」には、この2種類の他にも
- did(do, doesの過去形)
- will(〜だろう・するつもりだ)
- can(〜できる)
- may(〜かもしれない・してもよい)
- must(〜しなければいけない)
- could(canの過去形)
- would(willの過去形)
- should(〜すべきだ)
などがあります。
これらの「助動詞」を使った 肯定文・疑問文・否定文は、次のような形になるというルールがあります。
- 肯定文: S +(助動詞)+ V 〜.
- 疑問文: 助動詞 + S + V 〜?
- 否定文: S + 助動詞 not + V 〜.
※ 助動詞 のある文では「V(動詞)は原形にする」という決まりがあります。
このルールさえ覚えてしまえば、もう助動詞が出てきてもちっとも怖くありません。
簡単な例で説明します。
will の肯定文・疑問文・否定文
助動詞「will(〜だろう・するつもりだ)」を使った肯定文を、疑問文・否定文に書き換えましょう。
肯定文:It will [It’ll] be sunny tomorrow.(明日は晴れるだろう。)
→ 疑問文:Will it be sunny tomorrow?(明日は晴れるだろうか。)
→ 否定文:It will not [won’t] be sunny tomorrow.(明日は晴れないだろう。)
※ 助動詞「will」があるので、V(動詞)は原形!
過去形の肯定文・疑問文・否定文
過去形の文では、疑問文・否定文で 助動詞「did」を使います。
肯定文:He got up early this morning.(彼は今朝早く起きました。)
→ 疑問文:Did he get up early this morning?(彼は今朝早く起きましたか。)
→ 否定文:He didn’t [did not] get up early this morning.(彼は今朝早く起きませんでした。)
※ 助動詞のある文では「V(動詞)は原形にする」という決まりに注意! got(過去形) → get(原形)にする
参考:進行形、受け身について
「進行形(be動詞 + ing)」「受け身(be動詞 + 過去分詞)」は一般動詞の文ではなく、「be動詞の文」と見なすことがポイントです。
例えば、
He is playing soccer now.(彼は今サッカーをしています。)
She is loved by many people.(彼女はたくさんの人に愛されています。)
の場合では、is がこの文の V(動詞)だと考えると、文法がスッキリ理解できます。
be動詞のルール(文法)がいまいち理解できていない 肯定文・疑問文・否定文の作り方がいつも分からなくなる 一般動詞のルール(文法)とこんがらがってしまう こういった悩みを持っている人に向けて、今回の記事を書きました。 &[…]
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