数学が苦手で、いつもテストで足を引っ張っています
どうやって数学を勉強したら成績が上がるのか分かりません
いつも数学のテストで時間がなくなってしまい、最後まで解けません
こういった悩みを持っている人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
多くの生徒の成績を圧倒的に伸ばしてきたプロ家庭教師が、高校数学の成績を伸ばす勉強法を伝授します。
高校数学の点数が伸びない理由・原因は2つだけ
数学の点数がなかなか伸びないという生徒に共通して不足しているものは 2つだけ です。
その2つとは、
- 計算力
- 解法パターン
です。
この2つを身に付けることが、数学の成績を上げるためにもっとも重要です。
学校の定期テストや大学入試で問われるのは、計算力と解法パターンをどれだけ身につけているかということです。
この2つが必要なのは高校数学も中学数学も同様ですが、高校の場合、要求されるレベルが上がります。
まずは1つめの「計算力」について説明します。
【高校数学】「計算力」を身に付ける おすすめの問題集・本
計算力とは
- 正確さ
- スピード
の2つを言います。
早く解けても合っていなければ不正解だし、ゆっくり正確に計算できてもテスト時間内に解ききれなければいい点数を取ることはできません。
正確に、素早く計算ができてはじめて「計算力」があると言えます。
「計算力」を身に付けるうえで、ダントツでおすすめなのがこの本です。
『計算力トレーニング』(桐書房)
計算力を上げたいという生徒には、必ずこれを使ってもらっています。
「上」・「下」・「数III」の3種類あります。
正確に、素早く計算ができる計算テクニックと、その計算練習用の問題が集められています。
本の題名に「大学入試・センター突破」と書いてありますが、定期テストや大学の二次試験にも非常に有効です。
学校では習わない計算テクニックばかり載っていて、身に付けるとかなり計算が早くなります。
【高校数学】「解法パターン」を身に付ける おすすめの問題集・本
解法パターンとは、「こういう問題がきたらこう答える」みたいな決まった形のことを言います。
最終目標としては「問題を見た瞬間に解法パターンが浮かぶ」という状態を目指しましょう。
そのためには、解法パターンが詳しく解説されている問題集を最低3周しましょう。
数学の解法パターンを身に付けるのにおすすめの本は次の3つです。
- 『やさしい高校数学』(学研)
- 『チャート式』(数研出版)
- 『フォーカス』(啓林館)
『やさしい高校数学』(学研)
この本は問題集というより参考書です。
「数IA」・「数IIB」・「数III」の3種類があります。
教科書レベル〜定期テストで頻出の問題が集められており、解くうえでのポイント、コツ、解答例がかなり丁寧にわかりやすく解説されています。
現在市販されている「ていねい」「やさしい」などと名前のつく数学の本の中でもダントツでわかりやすいです。
この本の例題と答えだけ載った冊子(取り外し可能)が巻末付録になっていて、テスト前などに最終チェックするのに便利です。
特にこんな人におすすめです。
- 学校の授業を聞いていてもよくわからない
- 定期テストや模試で数学が平均点以下のことが多い
- 苦手分野がある
- 数学を基礎からしっかり学び直したい
といった人にはもってこいの一冊です。
実際に、生徒にこれを使ってもらったら 24点→62点→93点 に上がったので、効果は実証済みです。
『チャート式』(数研出版)
学校から指定されて「チャート式」を使っている高校生も多いと思います。
チャート式については、下のページにまとめています。
★リンク(準備中)
『フォーカス』(啓林館)
チャート式の次によく使われている問題集が「フォーカス」シリーズです。
★リンク(準備中)
さらに数学の点数を伸ばしたいというひとは
『数学ショートプログラム』(東京出版)
教科書や他の問題集には載っていないテクニックが学べます。
この本をマスターすることで、直線の方程式をベクトル、行列などと結び付けられたり、解法の幅が大きく広がります。
ひとつの問題に対して、色々な角度から解答ができるようになります。
数学ショートプログラム―大学への数学 (パワーアップシリーズ)